チェックポイント
Create a Compute Engine instance
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Add Apache2 HTTP Server to your instance
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Get a success response over External IP of VM instance
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Create an uptime check and alerting policy.
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Cloud Monitoring: Qwik Start
GSP089
概要
Cloud Monitoring では、クラウドで実行されるアプリケーションのパフォーマンスや稼働時間、全体的な動作状況を確認できます。 Cloud Monitoring は、Google Cloud、Amazon Web Services、ホストされた稼働時間プローブ、アプリケーション計測手段、よく使われるさまざまなアプリケーション コンポーネント(Cassandra、Nginx、Apache ウェブサーバー、Elasticsearch など)から、指標、イベント、メタデータを収集します。これらのデータを取り込んでダッシュボード、グラフ、アラートを介して分析情報を提供します。Cloud Monitoring のアラート機能を Slack、PagerDuty、HipChat、Campfire などに組み込むと、共同作業に便利です。
このラボでは、インスタンスから情報を収集する Monitoring エージェントと Logging エージェントをインストールします。収集する情報には、サードパーティ製アプリの指標やログが含まれる場合があります。
目標
このラボでは、次の方法について学びます。
- Cloud Monitoring を使用して Compute Engine 仮想マシン(VM)インスタンスをモニタリングする。
- VM に Monitoring エージェントと Logging エージェントをインストールする。
設定と要件
[ラボを開始] ボタンをクリックする前に
こちらの手順をお読みください。ラボの時間は記録されており、一時停止することはできません。[ラボを開始] をクリックするとスタートするタイマーは、Google Cloud のリソースを利用できる時間を示しています。
このハンズオンラボでは、シミュレーションやデモ環境ではなく、実際のクラウド環境を使ってご自身でラボのアクティビティを行うことができます。そのため、ラボの受講中に Google Cloud にログインおよびアクセスするための、新しい一時的な認証情報が提供されます。
このラボを完了するためには、下記が必要です。
- 標準的なインターネット ブラウザ(Chrome を推奨)
- ラボを完了するために十分な時間を確保してください。ラボをいったん開始すると一時停止することはできません。
ラボを開始して Google Cloud コンソールにログインする方法
-
[ラボを開始] ボタンをクリックします。ラボの料金をお支払いいただく必要がある場合は、表示されるポップアップでお支払い方法を選択してください。 左側の [ラボの詳細] パネルには、以下が表示されます。
- [Google Cloud コンソールを開く] ボタン
- 残り時間
- このラボで使用する必要がある一時的な認証情報
- このラボを行うために必要なその他の情報(ある場合)
-
[Google Cloud コンソールを開く] をクリックします(Chrome ブラウザを使用している場合は、右クリックして [シークレット ウィンドウでリンクを開く] を選択します)。
ラボでリソースが起動し、別のタブで [ログイン] ページが表示されます。
ヒント: タブをそれぞれ別のウィンドウで開き、並べて表示しておきましょう。
注: [アカウントの選択] ダイアログが表示されたら、[別のアカウントを使用] をクリックします。 -
必要に応じて、下のユーザー名をコピーして、[ログイン] ダイアログに貼り付けます。
{{{user_0.username | "Username"}}} [ラボの詳細] パネルでも [ユーザー名] を確認できます。
-
[次へ] をクリックします。
-
以下のパスワードをコピーして、[ようこそ] ダイアログに貼り付けます。
{{{user_0.password | "Password"}}} [ラボの詳細] パネルでも [パスワード] を確認できます。
-
[次へ] をクリックします。
重要: ラボで提供された認証情報を使用する必要があります。Google Cloud アカウントの認証情報は使用しないでください。 注: このラボでご自身の Google Cloud アカウントを使用すると、追加料金が発生する場合があります。 -
その後次のように進みます。
- 利用規約に同意してください。
- 一時的なアカウントなので、復元オプションや 2 要素認証プロセスは設定しないでください。
- 無料トライアルには登録しないでください。
その後、このタブで Google Cloud コンソールが開きます。
Cloud Shell をアクティブにする
Cloud Shell は、開発ツールと一緒に読み込まれる仮想マシンです。5 GB の永続ホーム ディレクトリが用意されており、Google Cloud で稼働します。Cloud Shell を使用すると、コマンドラインで Google Cloud リソースにアクセスできます。
- Google Cloud コンソールの上部にある「Cloud Shell をアクティブにする」アイコン をクリックします。
接続した時点で認証が完了しており、プロジェクトに各自の PROJECT_ID が設定されます。出力には、このセッションの PROJECT_ID を宣言する次の行が含まれています。
gcloud
は Google Cloud のコマンドライン ツールです。このツールは、Cloud Shell にプリインストールされており、タブ補完がサポートされています。
- (省略可)次のコマンドを使用すると、有効なアカウント名を一覧表示できます。
-
[承認] をクリックします。
-
出力は次のようになります。
出力:
- (省略可)次のコマンドを使用すると、プロジェクト ID を一覧表示できます。
出力:
出力例:
gcloud
ドキュメントの全文については、gcloud CLI の概要ガイドをご覧ください。
リージョンとゾーンを設定する
一部の Compute Engine リソースは、リージョン内やゾーン内に存在します。リージョンとは、リソースを実行できる特定の地理的な場所です。1 つのリージョンには 1 つ以上のゾーンがあります。
Cloud コンソールで次の gcloud コマンドを実行して、ラボのデフォルトのリージョンとゾーンを設定します。
タスク 1. Compute Engine インスタンスを作成する
-
Cloud コンソール ダッシュボードで、ナビゲーション メニューから [Compute Engine] > [VM インスタンス] に移動し、[インスタンスを作成] をクリックします。
-
以下のフィールドを次のように指定し、他のフィールドはデフォルト値のままにします。
フィールド 値 名前 lamp-1-vm リージョン ゾーン シリーズ E2 マシンタイプ e2-medium ブートディスク Debian GNU/Linux 12(bookworm) ファイアウォール [HTTP トラフィックを許可する] をオンにします -
[作成] をクリックします。
数分してインスタンスが起動すると、緑色のチェックマークが表示されます。
下の [進行状況を確認] をクリックします。緑色のチェックマークで進捗状況を確認します。
タスク 2. インスタンスに Apache2 HTTP Server を追加する
-
コンソールで、
lamp-1-vm
に対応する [SSH] をクリックして、インスタンスのターミナルを開きます。 -
SSH ウィンドウで次のコマンドを実行し、Apache2 HTTP Server をセットアップします。
- 続行を確認するメッセージが表示されたら、「Y」と入力します。
下の [進行状況を確認] をクリックします。緑色のチェックマークで進捗状況を確認します。
- Cloud コンソールに戻り、[VM インスタンス] ページに移動します。
lamp-1-vm
インスタンスの外部 IP
をクリックして、このインスタンスの Apache2 のデフォルト ページを表示します。
外部 IP
] 列が見つからない場合は、右下にある [列表示オプション] アイコンをクリックし、[外部 IP
] チェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。下の [進行状況を確認] をクリックします。緑色のチェックマークで進捗状況を確認します。
Monitoring の指標スコープを作成する
Google Cloud プロジェクトに関連付けられた Monitoring の指標スコープを設定します。次の手順に沿って、Monitoring を無料でお試しいただける新しいアカウントを作成します。
- Cloud コンソール で、ナビゲーション メニュー() > [Monitoring] をクリックします。
Monitoring の [概要] ページが開いたら、指標スコープのプロジェクトの準備は完了です。
Monitoring エージェントと Logging エージェントをインストールする
エージェントはデータを収集し、その後、Cloud コンソールの Cloud Monitoring に情報を送信またはストリーミングします。
Cloud Monitoring エージェントは、collectd ベースのデーモンであり、VM インスタンスからシステム指標とアプリケーションの指標を収集して Monitoring に送信します。デフォルトでは、Monitoring エージェントはディスク、CPU、ネットワーク、プロセスの指標を収集します。Monitoring エージェントを構成すると、サードパーティ アプリケーションで包括的な一連のエージェント指標を取得できます。詳細については、Google Cloud Operations のウェブサイトで Cloud Monitoring のドキュメントを参照してください。
このセクションでは、Cloud Logging エージェントをインストールして、VM インスタンスから Cloud Logging にログをストリーミングします。ラボの後半では、VM を停止して開始したときにどのようなログが生成されるかを確認します。
- VM インスタンスの SSH ターミナルで Monitoring エージェント インストール スクリプトのコマンドを実行して、Cloud Monitoring エージェントをインストールします。
-
続行を確認するメッセージが表示されたら、Y キーを押します。
-
VM インスタンスの SSH ターミナルで Logging エージェント インストール スクリプトのコマンドを実行して、Cloud Logging エージェントをインストールします。
Q キーを押してステータスを終了します。
タスク 3. 稼働時間チェックを作成する
稼働時間チェックでは、リソースが常にアクセス可能かどうかを確認します。練習のために、稼働時間チェックを作成して VM が稼働していることを確認します。
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Cloud コンソールの左側のメニューで [稼働時間チェック] をクリックし、[稼働時間チェックを作成] をクリックします。
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[プロトコル] で [HTTP] を選択します。
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[リソースの種類] で [インスタンス] を選択します。
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[インスタンス] で [lamp-1-vm] を選択します。
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[確認頻度] で [1 分] を選択します。
-
[続行] をクリックします。
-
[回答の検証] で、デフォルト値をそのままにして [続行] をクリックします。
-
[アラートと通知] で、デフォルト値をそのままにして [続行] をクリックします。
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[タイトル] に「Lamp Uptime Check」と入力します。
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[テスト] をクリックして、稼働時間チェックがリソースに接続できることを確認します。
緑色のチェックマークが表示されたら、問題なく接続できています。
-
[作成] をクリックします。
構成した稼働時間チェックがアクティブになるには、少し時間がかかります。ラボを続行し、後で結果を確認します。待っている間に、別のリソースのアラート ポリシーを作成します。
タスク 4. アラート ポリシーを作成する
Cloud Monitoring を使用して 1 つ以上のアラート ポリシーを作成します。
-
左側のメニューで [アラート] をクリックし、[+ポリシーの作成] をクリックします。
-
[指標を選択] プルダウンをクリックします。[Active] チェックボックスをオフにします。
-
[リソース名または指標名でフィルタ] に「Network traffic」と入力し、[VM Instance] > [Interface] の順にクリックします。
Network traffic
(agent.googleapis.com/interface/traffic)を選択して [適用] をクリックします。その他のフィールドはすべてデフォルト値のままにします。 -
[Next] をクリックします。
-
[しきい値の位置] で [
しきい値より上
] を選択し、[しきい値] に「500
」と入力します。[Advanced Options] > [再テスト ウィンドウ] で [1 分
] を選択して [Next] をクリックします。 -
[通知チャンネル] の横にあるプルダウン矢印をクリックし、[MANAGE NOTIFICATION CHANNELS] をクリックします。
[通知チャンネル] ページが新しいタブで開きます。
-
ページを下方向にスクロールし、[Email] で [ADD NEW] をクリックします。
-
[Create Email Channel] ダイアログボックスで、[Email Address] フィールドに個人メールアドレスを入力し、[Display name] に表示名を入力します。
-
[保存] をクリックします。
-
[通知ポリシーの作成] タブに戻ります。
-
[Notification Channels] をもう一度クリックし、更新アイコンをクリックして、前の手順で入力した表示名が表示されている状態にします。
-
必要に応じて [通知チャンネル] をもう一度クリックし、使用する表示名を選択して [OK] をクリックします。
-
ドキュメントにメッセージを追加します。このメッセージは、メールで送信されるアラートに含まれます。
-
アラート名に「
Inbound Traffic Alert
」と入力します。 -
[次へ] をクリックします。
-
アラートを確認して [ポリシーを作成] をクリックします。
これでアラートが作成されました。システムによってアラートがトリガーされるのを待つ間、ダッシュボードとグラフを作成し、Cloud Logging を確認します。
下の [進行状況を確認] をクリックします。緑色のチェックマークで進捗状況を確認します。
タスク 5. ダッシュボードとグラフを作成する
Cloud Monitoring で収集された指標は、ユーザー独自のグラフやダッシュボードに表示できます。このセクションでは、ラボの指標を表すグラフと、カスタム ダッシュボードを作成します。
-
左側のメニューで、[ダッシュボード] を選択し、[CREATE DASHBOARD] を選択します。
-
ダッシュボードに「
Cloud Monitoring LAMP Qwik Start Dashboard
」という名前を付けます。
1 つ目のグラフを追加する
-
[ウィジェットを追加] をクリックします。
-
[ウィジェットを追加] の [Visualization] で、[線] オプションを選択します。
-
ウィジェットのタイトルを「CPU Load」とします。
-
[指標を選択] プルダウンをクリックします。[Active] チェックボックスをオフにします。
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[リソース名または指標名でフィルタ] に「CPU load (1m)」と入力し、[VM instanceVM] > [Cpu] の順にクリックします。
CPU load (1m)
を選択して [適用] をクリックします。その他のフィールドはすべてデフォルト値のままにします。タブを更新してグラフを表示します。
2 つ目のグラフを追加する
-
[+ ウィジェットを追加] をクリックし、[ウィジェットを追加] の [Visualization] で [線] オプションを選択します。
-
このウィジェットのタイトルを「Received Packets」とします。
-
[指標を選択] プルダウンをクリックします。[Active] チェックボックスをオフにします。
-
[リソース名または指標名でフィルタ] に「Received packets」と入力し、[VM instance] > [Instance] の順にクリックします。
Received packets
を選択して [適用] をクリックします。タブを更新してグラフを表示します。 -
他のフィールドはデフォルト値のままにします。グラフのデータが表示されます。
タスク 6. ログを表示する
Cloud Monitoring と Cloud Logging は連携して構成されています。ラボのログを確認しましょう。
-
ナビゲーション メニュー > [ロギング] > [ログ エクスプローラ] を選択します。
-
表示するログを選択します。この場合、このラボの最初に作成した lamp-1-vm インスタンスのログを選択します。
-
[リソース] をクリックします。
-
リソースのプルダウン メニューで、[VM インスタンス] > [lamp-1-vm] を選択します。
-
[適用] をクリックします。
-
他のフィールドはデフォルト値のままにします。
-
[ログをストリーム] をクリックします。
-
VM インスタンスのログが表示されます。
VM インスタンスを開始 / 停止するとどうなるかを確認します。
Cloud Monitoring と Cloud Logging によって VM インスタンスの変更が反映されるのを適切に確認するには、1 つのブラウザ ウィンドウでインスタンスに変更を加えます。まず Cloud Monitoring で何が起こるかを確認し、その後 Cloud Logging ウィンドウで確認します。
-
新しいブラウザ ウィンドウで Compute Engine ウィンドウを開きます。ナビゲーション メニュー > [Compute Engine] を選択し、[VM インスタンス] を右クリックして [新しいウィンドウで開く] を選択します。
-
ブラウザの [ログビューア] ウィンドウを Compute Engine ウィンドウの横に移動します。こうすることで、VM への変更がログにどのように反映されるかを簡単に確認できます。
-
Compute Engine ウィンドウで
lamp-1-vm
インスタンスを選択し、画面右側にあるその他アイコン(縦に並んだ 3 つの点)をクリックして [停止] をクリックします。その後、インスタンスが停止するのを確認します。インスタンスが停止するまでに数分かかります。
-
[ログビューア] タブで、VM が停止するのを確認します。
-
VM インスタンスの詳細ウィンドウで画面右側のその他アイコンをクリックし、[開始 / 再開] をクリックします。その後、動作を確認します。インスタンスが再開されるまでに数分かかります。ログのメッセージを確認して、起動をモニタリングします。
タスク 7. 稼働時間チェックの結果とトリガーされたアラートを確認する
-
Cloud Logging ウィンドウで、ナビゲーション メニュー > [Monitoring] > [稼働時間チェック] を選択します。このビューでは、さまざまなロケーションのアクティブな稼働時間チェックとステータスを一覧で確認できます。
「Lamp Uptime Check」が含まれていることがわかります。インスタンスを再起動したばかりなので、リージョンは失敗のステータスになっています。リージョンがアクティブになるまでに、最長で 5 分ほどかかる場合があります。リージョンがアクティブになるまで、必要に応じてブラウザ ウィンドウを再読み込みします。
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稼働時間チェックの名前
Lamp Uptime Check
をクリックします。インスタンスを再起動したばかりなので、リージョンがアクティブになるまでに数分かかる場合があります。必要に応じてブラウザ ウィンドウを再読み込みします。
アラートがトリガーされているかどうかを確認する
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左側のメニューで、[アラート] をクリックします。
-
[アラート] ウィンドウにインシデントとイベントが表示されていることを確認できます。
-
ご自分のメール アカウントで、Cloud Monitoring のアラートが届いていることを確認します。
お疲れさまでした
これで、Cloud Monitoring で VM を設定し、モニタリングすることができました。また、稼働時間チェック、アラート ポリシー、ダッシュボード、グラフも作成しました。VM インスタンスに対する変更が Cloud Logging にどのように反映されるかを確認しました。
Google Cloud トレーニングと認定資格
Google Cloud トレーニングと認定資格を通して、Google Cloud 技術を最大限に活用できるようになります。必要な技術スキルとベスト プラクティスについて取り扱うクラスでは、学習を継続的に進めることができます。トレーニングは基礎レベルから上級レベルまであり、オンデマンド、ライブ、バーチャル参加など、多忙なスケジュールにも対応できるオプションが用意されています。認定資格を取得することで、Google Cloud テクノロジーに関するスキルと知識を証明できます。
マニュアルの最終更新日: 2024 年 4 月 2 日
ラボの最終テスト日: 2024 年 4 月 2 日
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