チェックポイント
Create a Compute Engine instance, allow HTTP traffic.
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Create a Cloud Filestore instance
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Cloud Filestore: Qwik Start
GSP244
概要
Cloud Filestore は、データ用のファイル システム インターフェースと共有ファイルシステムを必要とするアプリケーション向けのマネージド ファイル ストレージ サービスです。Filestore を使用することにより、Compute Engine や Google Kubernetes Engine のインスタンスでマネージド ネットワーク接続ストレージ(NAS)をネイティブで簡単に活用できるようになります。Filestore のパフォーマンスと容量は個別に細かく調整できるため、ファイルベースのワークロードに対して、想定どおりに高速のパフォーマンスを実現できます。
演習内容
このラボでは、Google Cloud コンソールを使用した Cloud Filestore の基本的な操作方法について学びます。次のことを行います。
- Cloud Filestore インスタンスを作成します。
- そのインスタンスからのファイル共有をクライアント VM インスタンスにマウントします。
- マウントされたファイル共有にファイルを作成します。
設定と要件
[ラボを開始] ボタンをクリックする前に
こちらの手順をお読みください。ラボの時間は記録されており、一時停止することはできません。[ラボを開始] をクリックするとスタートするタイマーは、Google Cloud のリソースを利用できる時間を示しています。
このハンズオンラボでは、シミュレーションやデモ環境ではなく、実際のクラウド環境を使ってご自身でラボのアクティビティを行うことができます。そのため、ラボの受講中に Google Cloud にログインおよびアクセスするための、新しい一時的な認証情報が提供されます。
このラボを完了するためには、下記が必要です。
- 標準的なインターネット ブラウザ(Chrome を推奨)
- ラボを完了するために十分な時間を確保してください。ラボをいったん開始すると一時停止することはできません。
ラボを開始して Google Cloud コンソールにログインする方法
-
[ラボを開始] ボタンをクリックします。ラボの料金をお支払いいただく必要がある場合は、表示されるポップアップでお支払い方法を選択してください。 左側の [ラボの詳細] パネルには、以下が表示されます。
- [Google Cloud コンソールを開く] ボタン
- 残り時間
- このラボで使用する必要がある一時的な認証情報
- このラボを行うために必要なその他の情報(ある場合)
-
[Google Cloud コンソールを開く] をクリックします(Chrome ブラウザを使用している場合は、右クリックして [シークレット ウィンドウでリンクを開く] を選択します)。
ラボでリソースが起動し、別のタブで [ログイン] ページが表示されます。
ヒント: タブをそれぞれ別のウィンドウで開き、並べて表示しておきましょう。
注: [アカウントの選択] ダイアログが表示されたら、[別のアカウントを使用] をクリックします。 -
必要に応じて、下のユーザー名をコピーして、[ログイン] ダイアログに貼り付けます。
{{{user_0.username | "Username"}}} [ラボの詳細] パネルでも [ユーザー名] を確認できます。
-
[次へ] をクリックします。
-
以下のパスワードをコピーして、[ようこそ] ダイアログに貼り付けます。
{{{user_0.password | "Password"}}} [ラボの詳細] パネルでも [パスワード] を確認できます。
-
[次へ] をクリックします。
重要: ラボで提供された認証情報を使用する必要があります。Google Cloud アカウントの認証情報は使用しないでください。 注: このラボでご自身の Google Cloud アカウントを使用すると、追加料金が発生する場合があります。 -
その後次のように進みます。
- 利用規約に同意してください。
- 一時的なアカウントなので、復元オプションや 2 要素認証プロセスは設定しないでください。
- 無料トライアルには登録しないでください。
その後、このタブで Google Cloud コンソールが開きます。
Cloud Filestore アーキテクチャ
Cloud Filestore インスタンスに影響する Cloud Filestore のアーキテクチャの選択肢について説明します。
権限
Cloud Filestore インスタンスは、固定のエクスポート設定とデフォルトの Unix 権限を持つ単一の NFS ファイル共有で構成されています。
ネットワーキング
-
Cloud Filestore インスタンスは、接続元となるクライアントと同じ Google Cloud プロジェクトと VPC ネットワーク内に作成する必要があります。選択した VPC ネットワークの内部 IP アドレスはすべて、Cloud Filestore インスタンスに接続できます。
-
デフォルトのネットワーク以外の VPC ネットワークを使用している場合は、Cloud Filestore インスタンスとの通信を可能にするファイアウォール ルールの作成が必要になる場合があります。
-
Cloud Filestore インスタンスではレガシー ネットワークを使用できません。
IP アドレス範囲
Cloud Filestore インスタンスのそれぞれに、IP アドレス範囲が関連付けられている必要があります。IP アドレス範囲は、内部 IP アドレス範囲(10.0.0.0/8
、172.16.0.0/12
、192.168.0.0/16
)に属するもので、ブロックサイズが 29 である必要があります。たとえば 10.0.3.0/29
、172.31.0.0/29
などが Cloud Filestore インスタンスの有効な IP アドレス範囲の例です。
特定の IP アドレス範囲を使用する必要がある場合は、それを割り当てることができます。それ以外の場合は、Cloud Filestore によって内部 IP アドレス範囲内からランダムに範囲が選択されます。範囲がすでに使用されている場合は、空いている範囲が見つかるまで再試行されます。ご自身で IP アドレス範囲を割り当てる場合は、Cloud Filestore インスタンスが使用する VPC ネットワーク内の既存のサブネットや、同じネットワーク内の他の既存の Cloud Filestore インスタンスに割り当てられた IP アドレス範囲と重複しないように確認する必要があります。
Cloud Filestore のネットワーク ピアリング
Cloud Filestore インスタンスを初めて作成する際は、プロジェクト内のクライアントと Cloud Filestore インスタンスとのネットワーク接続を実現するために、ピアリング ネットワークも作成されます。ピアリング ネットワークには、r-1abc2d3e-45fg-6789-hf12-3456i78j9k1-0000000a-peer のようなマシン生成名が設定され、VPC ネットワーク ピアリング ページに表示されます。
Cloud Filestore インスタンスとの接続が失われるため、ピアリング ネットワークは削除しないでください。誤ってピアリング ネットワークを削除した場合、ネットワークを再作成する方法として最も簡単なのは、別の Cloud Filestore インスタンスを作成することです。Cloud Filestore がプロジェクトと新しいインスタンスとの間に接続がないことを認識し、ピアリング ネットワークを再作成します。その後、新しい Cloud Filestore インスタンスは他に使用目的がなければ削除できます。
ストレージ サイズの単位
Cloud Filestore では 1 ギガバイト(GB
)は 1024^3 バイトとして定義されます。これはギビバイト(GiB
)とも呼ばれます。同様に 1 テラバイト(TB
)は 1024^4 バイトとして定義され、テビバイト(TiB
)とも呼ばれます。
タスク 1. Compute Engine インスタンスを作成する
-
ナビゲーション メニュー > [Compute Engine] > [VM インスタンス] を選択して [VM インスタンス] に移動し、[+ インスタンスを作成] をクリックします。
-
次の情報を指定して VM を設定します。
構成 | 値 |
---|---|
名前 | nfs-client |
リージョン | |
ゾーン | |
シリーズ | E2 |
マシンタイプ | e2-medium |
ブートディスク | Debian GNU/Linux 11(bullseye) |
ファイアウォール | HTTP トラフィックを許可する |
- [作成] をクリックします。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
タスク 2. Cloud Filestore インスタンスを作成する
-
ナビゲーション メニュー > [API とサービス] > [ライブラリ] を開きます。
-
「
Cloud Filestore API
」を検索し、まだ有効になっていない場合は [有効にする] をクリックします。 -
ナビゲーション メニュー > [Filestore] に移動します。
エラー メッセージが表示された場合は、誤って [Firestore] に移動していないか確認してください。正しくは [Filestore] です。
-
ページ上部にある [+ インスタンスを作成] をクリックします。
-
次の情報を指定して、Cloud Filestore インスタンスを作成します。
構成 | 値 |
---|---|
インスタンス ID | nfs-server |
インスタンスのタイプ | 基本 |
ストレージの種類 | HDD |
容量の割り当て | 1 TB |
リージョン | |
ゾーン | |
ネットワーク | デフォルト |
ファイル共有の名前 | vol1 |
アクセス制御 | VPC ネットワーク上のすべてのクライアントにアクセス権を付与する |
- [作成] をクリックします。
[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。
作成には数分かかります。
タスク 3. Cloud Filestore ファイル共有を Compute Engine VM にマウントする
- ナビゲーション メニュー > [Compute Engine] > [VM インスタンス] の順に選択します。
- VM インスタンスのリストで、「nfs-client」の [SSH] ボタンをクリックして、そのインスタンスに接続されているターミナル ウィンドウを開きます。
- 次のコマンドを実行して、SSH shell で NFS をインストールします。
- 次のコマンドを実行して、Cloud Filestore ファイル共有のマウント ディレクトリを作成します。
-
mount
コマンドを実行し、Cloud Filestore インスタンスの IP アドレスとファイル共有名を指定して、ファイル共有をマウントします。
上記のコマンドがハングアップする、もしくは、次のような「access denied」に相当するエラーを返す場合:
mount.nfs: access denied by server while mounting 10.0.0.2:/vol1
mount.nfs: mount to NFS server '10.0.0.2:/vol1' failed: RPC Error: Unable to receive try running the command again.
Filestore インスタンスがまだ作成されていない可能性があります。Cloud コンソールに戻り、ナビゲーション メニューから [Filestore] を選択します。インスタンスのページが表示されます。インスタンスの横に緑色のチェックが入っている場合は、SSH セッションに戻り、再度 sudo mount
コマンドを試してください。
- 権限を変更し、ファイル共有にアクセスできるようにします。
タスク 4. ファイル共有上にファイルを作成する
- nfs-client インスタンスに接続されているターミナル ウィンドウで、次のコマンドを実行し、testfile という名前のファイルを作成します。
- 次のコマンドを実行して、ファイルが作成されたことを確認します。
ディレクトリ内に testfile
が表示されます。
- 次のコマンドを実行すれば、ファイルの内容が確認できます。
次のテキストを含んでいることが確認できるはずです。
お疲れさまでした
次のステップと詳細情報
Cloud Filestore については、Filestore のページで詳しく説明されています。
このラボは、Google Cloud が提供する多くの機能を体験できる「Qwik Start」と呼ばれるラボシリーズの一部でもあります。ラボカタログで「Qwik Start」を検索し、興味のあるラボを探してみてください。
Google Cloud トレーニングと認定資格
Google Cloud トレーニングと認定資格を通して、Google Cloud 技術を最大限に活用できるようになります。必要な技術スキルとベスト プラクティスについて取り扱うクラスでは、学習を継続的に進めることができます。トレーニングは基礎レベルから上級レベルまであり、オンデマンド、ライブ、バーチャル参加など、多忙なスケジュールにも対応できるオプションが用意されています。認定資格を取得することで、Google Cloud テクノロジーに関するスキルと知識を証明できます。
マニュアルの最終更新日: 2023 年 10 月 16 日
ラボの最終テスト日: 2023 年 10 月 17 日
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