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GCP Cloud Console と Cloud Shell を使ってみる

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GCP Cloud Console と Cloud Shell を使ってみる

ラボ 40分 universal_currency_alt クレジット: 5 show_chart 入門
info このラボでは、学習をサポートする AI ツールが組み込まれている場合があります。
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概要

このラボでは、Google Cloud のウェブベースのインターフェースについて学習します。このインターフェースには、GUI(グラフィック ユーザー インターフェース)環境である Cloud Console と、CLI(コマンドライン インターフェース)である Cloud Shell の、2 つの環境が組み込まれています。このラボでは両方の環境を使用します。

Cloud Console について、次のことを知っておく必要があります。

  • Cloud Console の開発は継続的に行われているため、グラフィカルなレイアウトが変更されることがあります。多くの場合、こうした変更は Google Cloud の新機能やテクノロジーの変化に対応するために行われ、ワークフローに多少の変更が生じます。

  • Google Cloud での一般的なアクションのほとんどは Cloud Console で行うことができますが、すべてではありません。特に、新しいテクノロジーのほか、API やコマンドのオプションとして列挙されているものが、Cloud Console に実装されない(または、まだ実装されていない)こともあります。このような場合は、代わりにコマンドラインや API を使用するのが最善の方法です。

  • 一部の操作は、Cloud Console を使えば非常に速く処理できます。Cloud Console では、多くのコマンドライン処理が必要になるような複合的な操作を簡単に実行できます。また、同じ操作を繰り返し実行することも可能です。キーボードを使った大量の入力を必要とするような作業も数回のクリックで実行できるため、入力ミスを回避できます。

  • Cloud Console では、有効なオプションだけがメニューに表示されるので、エラーを減らすことができます。SDK でプラットフォームの内部にアクセスできるという特長を活かして、変更を送信する前に構成を検証できます。コマンドラインでは、この種の動的な検証はできません。

目標

このラボでは、次のタスクの実行方法について学びます。

  • Google Cloud にアクセスする。

  • Cloud Console を使用して Cloud Storage バケットを作成する。

  • Cloud Shell を使用して Cloud Storage バケットを作成する。

  • Cloud Shell の機能を理解する。

Qwiklabs の設定

各ラボでは、新しい Google Cloud プロジェクトとリソースセットを一定時間無料で利用できます。

  1. Qwiklabs にシークレット ウィンドウでログインします。

  2. ラボのアクセス時間(例: 1:15:00)に注意し、時間内に完了できるようにしてください。
    一時停止機能はありません。必要な場合はやり直せますが、最初からになります。

  3. 準備ができたら、[ラボを開始] をクリックします。

  4. ラボの認証情報(ユーザー名パスワード)をメモしておきます。この情報は、Google Cloud Console にログインする際に使用します。

  5. [Google Console を開く] をクリックします。

  6. [別のアカウントを使用] をクリックし、このラボの認証情報をコピーしてプロンプトに貼り付けます。
    他の認証情報を使用すると、エラーが発生したり、料金の請求が発生したりします。

  7. 利用規約に同意し、再設定用のリソースページをスキップします。

タスク 1: Cloud Console を使用してバケットを作成する

このタスクではバケットを作成します。このタスクの説明は、このクラスのラボ手順でのアクションの提示方法や Cloud Console のインターフェースについて理解するのに役立ちます。

Storage サービスに移動し、バケットを作成する

  1. Cloud Console のナビゲーション メニューナビゲーション メニュー)で、[Cloud Storage] > [ブラウザ] の順にクリックします。

  2. [バケットを作成] をクリックします。

  3. 名前の項目には、グローバルで一意のバケット名を入力します。その他の値はすべてデフォルトのままにします。

  4. [作成] をクリックします。

Cloud Console の機能を理解する

Google Cloud のメニューには通知アイコンがあり、内部で実行されるコマンドの結果がそちらに表示されることがあります。何が起きているのか不明な場合は、通知アイコンをクリックして追加情報や履歴がないかどうかを調べてください。

[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。

Cloud Console を使用してバケットを作成する

タスク 2: Cloud Shell にアクセスする

このセクションでは、Cloud Shell とその一部の機能について学習します。

Cloud Shell を使用すると、プロジェクトとリソースの管理をコマンドラインから行うことができます。Cloud SDK やその他のツールを自分のパソコンにインストールする必要はありません。

Cloud Shell には、次のような特長があります。

  • 一時的な Compute Engine VM
  • ブラウザからインスタンスへのコマンドライン アクセス
  • 5 GB の永続ディスク ストレージ($HOME ディレクトリ)
  • プリインストールされた Cloud SDK とその他のツール
  • gcloud: Compute Engine やさまざまな Google Cloud サービスで使用
  • gsutil: Cloud Storage で使用
  • kubectl: Google Kubernetes Engine と Kubernetes で使用
  • bq: BigQuery で使用
  • Java、Go、Python、Node.js、PHP、Ruby などの言語に対応
  • ウェブ プレビュー機能
  • リソースやインスタンスに対するアクセスを承認する組み込みのメカニズム

Cloud Shell の詳細については、こちらをご覧ください。

アクティビティのない状態が 1 時間続くと、Cloud Shell インスタンスはリサイクルされますが、/home ディレクトリは永続的に維持されます。システム構成の変更(これには環境変数も含まれます)は、セッションが終了すると失われます。

cloud_shell_view.png

Cloud Shell を開いて機能を確認する

  1. Google Cloud のメニューで、[Cloud Shell をアクティブにするCloud Shell をアクティブにする)]をクリックします。プロンプトが表示されたら、[続行] をクリックします。 Cloud Console ウィンドウの下部に Cloud Shell が開きます。

    Cloud Shell ツールバーの右端に、次の 3 つのアイコンがあります。

    three_icons.png

    • 最小化 / 復元: ウィンドウを最小化したり、元に戻したりできるため、Cloud Shell を閉じることなく Cloud Console のすべての機能を利用できます。
    • 新しいウィンドウで開く: Cloud Shell を Cloud Console の下部に表示したままにしておくと、個々のコマンドを発行するときに便利です。ファイルを編集する必要がある場合やコマンドの出力全体を見たい場合は、このボタンをクリックして Cloud Shell を新しいフルサイズのターミナル ウィンドウとして表示します。
    • ターミナルを閉じる: このボタンをクリックすると Cloud Shell が終了します。Cloud Shell を閉じるたびに、その仮想マシンはリセットされ、関連するすべての情報が失われます。
  2. Cloud Shell を閉じます。

タスク 3: Cloud Shell を使用して Cloud Storage バケットを作成する

2 番目のバケットを作成して Cloud Console で確認する

  1. Cloud Shell をもう一度開きます。

  2. gsutil コマンドを使用してバケットをもう 1 つ作成します。<バケット名> は、グローバルに一意である名前で置き換えてください(たとえば、前に使用したグローバルに一意のバケット名の末尾に 2 を付加します)。

gsutil mb gs://<バケット名>
  1. プロンプトが表示されたら、[承認] をクリックします。
  2. Cloud Console のナビゲーション メニューナビゲーション メニュー)で、[Cloud Storage] > [ブラウザ] をクリックします。ストレージ ブラウザがすでに開いている場合は [更新] をクリックします。2 番目のバケットがバケットの一覧に表示されます。
ここまで、Cloud Console と Cloud Shell で同じ操作を行いました。Cloud Console を使用してバケットを 1 つ作成し、Cloud Shell を使用してもう 1 つ作成しました。

[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。

Cloud Shell を使用してバケットを作成する

タスク 4: Cloud Shell のその他の機能を理解する

ファイルをアップロードする

  1. Cloud Shell を開きます。
  2. Cloud Shell のツールバーで [さらに表示] ボタン(さらに表示)をクリックし、その他のオプションを表示します。
  3. [ファイルをアップロード] をクリックします。ローカルマシンから Cloud Shell VM に任意のファイルをアップロードします。このファイルが後述のコマンド内の [自分のファイル] となります。

upload_file.png

  1. Cloud Shell で「ls」と入力して、ファイルがアップロードされたことを確認します。

  2. このラボで作成したバケットの 1 つにこのファイルをコピーします。[自分のファイル] はアップロードしたファイルに置き換え、[バケット名] はいずれかのバケットの名前に置き換えます。

gsutil cp [自分のファイル] gs://[バケット名]

ファイル名にスペースが含まれている場合は、ファイル名を単一引用符で囲んでください。例: gsutil cp ‘my file.txt' gs://[バケット名]

これで、ファイルが Cloud Shell VM にアップロードされてバケットの 1 つにコピーされました。
  1. Cloud Shell のツールバーにあるいろいろなアイコンをクリックして、Cloud Shell にどのようなオプションがあるかを理解します。
  2. Cloud Shell のセッションをすべて閉じます。

[進行状況を確認] をクリックして、目標に沿って進んでいることを確認します。

Storage バケットにファイルをアップロードする

タスク 5: Cloud Shell で永続状態を作成する

このセクションでは、Cloud Shell を使うときのおすすめの方法のひとつを見ていきます。gcloud コマンドでは、リージョンゾーンプロジェクト ID などの値の指定が必要になることがよくあります。これらの値を繰り返し入力すると、入力ミスをする可能性も高くなります。Cloud Shell を頻繁に使用する場合は、共通の値を環境変数として設定しておけば、実際の値をキーボードから入力する代わりに、その変数を使用できます。

使用できるリージョンを特定する

  1. Cloud Console から Cloud Shell を開きます。これで、新しい VM が自動的に割り当てられます。

  2. 次のコマンドを実行し、使用できるリージョンを一覧表示します。

gcloud compute regions list
  1. 一覧からリージョンを 1 つ選択し、その値を任意のテキスト エディタに書き留めます。このラボでは、これ以降このリージョンを [自分のリージョン] と呼びます。

環境変数を作成して確認する

  1. 環境変数を作成します。[自分のリージョン] は、前のステップで選択したリージョンに置き換えてください。

INFRACLASS_REGION=[自分のリージョン]
  1. echo で確認します。

echo $INFRACLASS_REGION

このような環境変数を gcloud のコマンドで使用すると、キーボードからの入力ミスの可能性を低減できるだけでなく、詳細な情報を大量に記憶しておく必要もなくなります。

Cloud Shell を閉じてもう一度開くたびに、新しい VM が割り当てられ、設定済みの環境変数が消失します。以降のステップで、値を設定するためのファイルを作成します。これで、Cloud Shell がリセットされるたびにコマンドを入力する必要がなくなります。

環境変数をファイルに追加する

  1. このクラスで使用する情報のためのサブディレクトリを作成します。

mkdir infraclass
  1. config という名前のファイルを infraclass ディレクトリの中に作成します。

touch infraclass/config
  1. リージョンの環境変数の値を config ファイルに追加します。

echo INFRACLASS_REGION=$INFRACLASS_REGION >> ~/infraclass/config
  1. プロジェクト ID 用にもう 1 つの環境変数を作成します。[自分のプロジェクト ID] は自分のプロジェクト ID に置き換えてください。プロジェクト ID は Cloud Console ホームページで確認できます。

INFRACLASS_PROJECT_ID=[自分のプロジェクト ID]
  1. プロジェクト ID の環境変数の値を config ファイルに追加します。

echo INFRACLASS_PROJECT_ID=$INFRACLASS_PROJECT_ID >> ~/infraclass/config
  1. source コマンドを使用して環境変数を設定します。プロジェクトの変数が設定されたことを、echo コマンドを使用して確認します。

source infraclass/config echo $INFRACLASS_PROJECT_ID ここまで、環境変数を作成する方法と、Cloud Shell がリサイクルまたはリセットされたときに簡単に再作成する方法を見てきました。なお、source コマンドの発行は Cloud Shell を開くたびに必要になります。次のステップでは、Cloud Shell へのターミナルが開かれるたびに source コマンドが自動的に発行されるように、.profile ファイルに変更を加えます。
  1. Cloud Shell を閉じて、もう一度開きます。echo コマンドをもう一度発行します。

echo $INFRACLASS_PROJECT_ID

環境変数が存在しないため、何も出力されません。

bash プロファイルに変更を加え、設定を永続化させる

  1. 次のコマンドでシェル プロファイルの編集画面を開きます。

nano .profile
  1. 次の行をファイルの末尾に追加します。

source infraclass/config
  1. Ctrl+O キー、Enter キーを順に押してファイルを保存してから、Ctrl+X キーを押して nano を終了します。

  2. Cloud Shell を閉じてからもう一度開きます。これで、VM がリセットされます。

  3. 変数が設定されたままであることを、echo コマンドで確認します。

echo $INFRACLASS_PROJECT_ID

config ファイルで構成した値が表示されます。

Cloud Shell 環境が破損している場合は、Cloud Shell をリセットするにある手順でリセットしてください。 これで、Cloud Shell 環境内のすべてが元のデフォルト状態に戻ります。

タスク 6: Google Cloud インターフェースを確認する

Cloud Shell は Google Cloud SDK の gcloudgsutil などのコマンドを使用して、対話形式で Google Cloud を理解することができる優れた環境です。

Google Cloud SDK は、パソコンまたは Google Cloud の VM インスタンスにインストールできます。gcloud と gsutil のコマンドは、bash(Linux)や PowerShell(Windows)などのスクリプト言語を使用して自動化できます。Cloud Shell でコマンドライン ツールを使用して調査してから、パラメータをガイドとして、サポートされる言語を使用して SDK で実装することもできます。

Google Cloud インターフェースは、Cloud Console と Cloud Shell の 2 つの部分で構成されています。

Console の特長:

  • タスクをすばやく実行できる
  • オプションが提示されるので、記憶しておく必要がない
  • 内部で検証を行ってからコマンドが発行される

Cloud Shell の特長:

  • 詳細なコントロール
  • あらゆるオプションと機能に対応
  • スクリプト言語で自動化できる

ラボを終了する

ラボが完了したら、[ラボを終了] をクリックします。ラボで使用したリソースが Google Cloud Skills Boost から削除され、アカウントの情報も消去されます。

ラボの評価を求めるダイアログが表示されたら、星の数を選択してコメントを入力し、[送信] をクリックします。

星の数は、それぞれ次の評価を表します。

  • 星 1 つ = 非常に不満
  • 星 2 つ = 不満
  • 星 3 つ = どちらともいえない
  • 星 4 つ = 満足
  • 星 5 つ = 非常に満足

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